病気・障害
〇医学的分類
(1)認知症(器質性精神障害)ーアルツハイマー型認知症,高次機能障害
(2)アルコール・薬物による障害
(3)統合失調症
(5)神経症性障害,ストレス関連障害,身体表現性障害
ー恐怖症性不安障害,広場恐怖症,社会恐怖症,強迫性障害,急性ストレス反応,PTSD,適応障害,解離性障害,心気障害
(6)摂食障害
(7)人格(パーソナリティ)障害,病的放火(放火癖),病的窃盗(盗癖),脱毛癖
(8)発達障害(神経発達症群)ー心理的発達の障害,限局性学習障害(SLD),自閉スペクトラム症(自閉症,アスペルガー症候群,広汎性発達障害をまとめたもの・ASD),注意欠如・多動性障害(AD/HD)、知的障害
(9)てんかん
ICD10はこちら↓
https://www.mhlw.go.jp/toukei/sippei/dl/naiyou05.pdf
➀精神疾患
激しい気分の落ち込みや,貧困妄想などの鬱エピソードだけの「うつ病」と,過剰に活発的になる躁エピソードもある「双極性障害」がある
【統合失調症】
思考が支離滅裂になる
【非定型精神病】
【対人性精神疾患】
【気分障害】
【パーソナリティ障害】
〇精神症状
①感覚的な異常
(1)知覚の障害
【錯覚】
【幻覚】
【幻聴】
【幻視】
【体感幻覚】
②メンタル的な異常
(1)思考の障害
【観念奔逸】
【滅裂思考】
【思考制止】
【思考途絶】
【妄想】
(2)自我意識の障害
(3)感情の障害
【不安】
(4)意欲・行動の障害
【過食】
【拒食】
(5)意識の障害
③能力的な異常
(1)知能の障害
(2)記憶の障害
【健忘】
(3)巣症状
【失語】
【失認】
【失行】
参考↓
【不穏】
落ち着かない,そわそわしていること
【多動】
じっとしていられない
【空笑】
笑う理由もないのに,ひとりで笑うこと【精神障害者手帳】
対象者:
(1)統合失調症
(3)てんかん
(4)薬物依存症
(5)高次脳機能障害
(6)発達障害
(7)その他の精神疾患
1~3級まであり、1級が最も重い
➁発達障害
かつての広汎性発達障害(PDD)自閉症,広汎性発達障害,アスペルガー症候群をまとめたもの
【自閉症】
言葉の発達の遅れ,コミュニケーションの障害や対人関係・社会性の障害,パター
ン化した行動や強いこだわり
自閉症に似た症状だが,言葉の発達の遅れはない
【学習障害(LD)・限局性学習症(SLD)】
読む,書く,計算するなどの能力が,全体的な知的発達に対して極端に苦手
【注意欠陥多動性障害(AD/HD)】
不注意,多動・多弁,衝動的に行動してしまう
➂知的障害
知能面(IQ)と適応機能面を総合して診断される
IQ20以下で家庭生活,社会生活などが非常に難しい方が「最重度知的障害」と認定
➃身体障害
18歳以上
〇薬物療法
①抗うつ薬
✩.*˚ポイント
鬱=ノルアドレナリン、セロトニンが少なくなる→増やす薬or出たところへ戻ってしまうのを防ぐ薬
ー第1世代
【三環系抗うつ薬】
ノルアドレナリン(とセロトニン)の再取り込みを阻害する=逆戻りを防ぐ
ー第2世代
セロトニンの逆戻りを防ぐ
【セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)】
パニック障害や不安症にも用いられる
副作用:吐き気、眠気、だるさ
定期的な採血で血中濃度をはかる
✩.*˚ポイント
ドパミンが受容体に結合するのを防ぐ、伝達そのものを抑制する薬
ー第1世代(定型)
ー第2世代(非定型)
副作用:手のふるえ(振戦)、筋固縮(筋強剛)、歩行障害、嚥下困難
④抗認知症薬
ベンゾジアゼピン系薬剤(抗てんかん作用のあるジアゼパムなど)とよばれる
副作用:ふらつき(転倒・筋力低下)、精神依存、身体依存
⑥抗てんかん薬
〇身体疾患・合併症
【狭心症】
【心筋梗塞】
【多飲症(水中毒)】
〇訪看
【バイタルサイン測定】
脈拍,呼吸,体温,血圧,意識レベルの生命徴候を測定すること
【血圧】130mmHg未満(最高血圧) 85mmgHg未満(最低血圧)
【デポ剤】
統合失調症の持続性注射剤
【頓服】
症状がある時など,必要な時だけ薬を飲むこと